今年5月、日本学校で英語を教えていたニュージーランド人のケリー・サベジさんが、神奈川県の精神科病院に入院後、両手両足、腰をベッドに拘束される身体拘束を受け、10日後に亡くなりました。
「彼はなぜ死ななくてはいけなかったのか」そのニュースは世界中に発信され、日本の精神医療が世界から注目されることになりました。
そもそも精神保健福祉法では、身体拘束は「本人や他人が傷つく恐れがある場合」と限定され、人権の観点から最小限にしなくてはならないとされています。しかし厚労省の調査によると、身体拘束を受けた人の数は、ここ10年で2倍近くに増加。拘束による肺塞栓病で亡くなったケースも起きています。
番組に寄せられた身体拘束された経験のある当事者やその周囲の方々の証言に触れながら、精神科医の斎藤環さんや評論家の荻上チキさんと共に、日本の精神医療や身体拘束のあり方について考えます。
(番組HPより抜粋)
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